
20代 男性
南港は魚釣りが盛んですが大和川の河口があり、水質に不安があります。
釣れた魚も変な味がするんじゃないか、汚れた貝やプランクトンを餌に育っていて食べるのは避けたほうが良いんじゃないかといわれます。
南港で釣れる魚の味や安全性に問題がないのでしょうか。
くさみがあっても特定部位を取り除くことで調理次第でおいしく食べられたりはしないのでしょうか。
南港のある大阪湾奥部海域では、植物プランクトンの増殖に必要な栄養分が主に淀川や大和川のような河川から流れ込みます。海の色は茶色く濁ったように見えるときもありますが、これは魚介類の餌となるプランクトンが豊富であるためで、有害な化学物質で着色しているわけではありません。
魚を釣ったときは速やかに氷で冷やし、必要であれば血抜きをして持ち帰ることで、美味しく調理して食べることが出来ると思います。
なお、南港の魚に限らず、魚介類が持つ自然毒や、細菌、寄生虫等により食中毒を引き起こすことがありますので、釣った魚を持ち帰って食べる際には十分注意してください。
釣ったフグを自分で料理することは大変危険です。また、近年ではソウシハギのような南方系の有毒魚類も大阪湾で確認されていますので、一般的に食用とされていない魚介類や種類の鑑別ができないものは、食べないようにしましょう。
2016/08/10 11:42:11
環境農林水産総合研究所

50代 女性
スイカの収穫を1週間後くらいにしようと思い
昨日午前中に玉なおしをし、夕方見たら皮の1部が茶色くなっていました。腐ったら困るので収穫し半分に切ると皮の白い部分も黄色くなっていました。(まあ実の部分は食べられましたけれど。)
スイカの熱中症?でしょうか?
何が悪かったのでしょうか?
又スイカの横でズッキーニを栽培していた所、ズッキーニの葉も小さく縮れ色も薄くなったから
菌による土壌障害?かもと抜きました。
対策として来週にも太陽熱消毒しようと思います。
できれば太陽熱消毒の方法も教えていただけたら有り難いです。
御質問投稿日の前日は、特に直射日光も強く、スイカについては玉直し直後の白い部分が太陽熱で焼けた可能性はあります。
特に表面が濡れていた場合、熱が伝わりやすくなります。
参考までに病害の場合、玉直し時に白い部分が軟らかくなっていると感じることが多いです。
ズッキーニの葉が小さく縮れ色も薄くなったとのことですが、アブラムシ類、ハダニ類等の害虫の可能性があります。
その場合、ほ場内で部分的に出ている場合が多いと思われます。お確かめいただき農薬等で適切に防除して下さい。
アブラムシ等が媒介するウイルス病でもそのような症状が出ることがあります。その場合は新たな感染源とならないよう対象株の上部を畑から取り除いて処分して下さい。
防除薬剤や太陽熱消毒については、以下をご参照下さい。
大阪府病害虫防除指針)
http://www.jppn.ne.jp/osaka/shishin/shishin.html
2016/07/11 12:08:24
環境農林水産総合研究所
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これより以前の質問も表示する
「トキンソウ」が繁殖し困っています。
除草剤を使える場所に散布しようと思います。
どのような除草剤で駆除するのがいいでしょうか?メリケントキンソウは日本各地で問題となっている南米原産のキク科の外来植物です。
小さな花は愛らしいのですが、葉や種子に鋭いトゲがあり、素手でさわるとひっかき傷を作ってしまいます。 また靴裏に種子がくっついて運ばれていきます。
日当たりの良い芝生広場で繁茂することが多いようです。
5月頃からトゲが気になりだしますので、大量に繁茂している場所にはできるだけ入らないようにしましょう。
メリケントキンソウは除草剤で枯らすことができますが、除草剤の使用は、回りの植物(への影響)や(農地、ゴルフ場などの)場所により制限があります。
いただいた御質問の内容だけでは、使用条件が分かりません。また地域により販売されている農薬が違う場合もあります。
農協等農薬販売所にこれらの情報を伝えて、使用できる薬剤をお探し願います。
なお薬剤の使用にあたっては、手袋を着けたり、回りの農地や河川に流れ込まないようにするなど使用上の注意を良くお確かめください。
2016/07/08 10:25:43
環境農林水産総合研究所
畑の畦などにトキンソウ類が蔓延しています。
手で除草し雑草堆肥を作ろうと袋に集め紐でくくり置いています。
種ができている時期、雑草堆肥になっても種が生き延び入れた土よりまた生えてくるのではないか?と疑問に思いました。
トキンソウに限らず雑草の種はどのようになるのでしょうか?堆肥化時における発酵熱による雑草種子の死滅には、一般的に60℃以上の温度が必要とされています。完熟堆肥作成の途中で必要となる発酵微生物の餌である窒素、酸素、水分が十分供給されていれば最大80℃位まで上がることがあります。
懸念されていますように、堆肥化時にそこまで温度が上がらないと種子は生き残り、条件が揃えば土からまた雑草が生えてきます。
参考HP(農研機構)
http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/1996/ngri96-012.html
2016/06/03 18:50:02
環境農林水産総合研究所

60代 女性
日本バラタナゴを繁殖させたいが、2店で求めたが、大陸バラが混入。メスがひれの白いか区別がはっきりしない。最小個体は白くないように見えるが、日本バラとみてペアにしてよいか。大陸バラと混血させたくないが繁殖を進めないほうがよいかと困っている。多分繁殖は成功しないが、日本バラと確認できる別な魚を求めたほうが正しいか?
白線の有無だけをもって純粋なニッポンバラタナゴかどうかを見分けることは困難です。
純粋なニッポンバラタナゴを確実に求めるのであれば、産地や由来が確かなものでさらに遺伝子等を確認する必要があります。
また、希少な日本産淡水魚は販売や飼育目的での野生個体の乱獲や、同じ種類の魚であっても他地域から持ち込まれたものが放流されたことによる遺伝的攪乱が問題となっています。
ご自宅での飼育や観賞が目的であればタイリクバラタナゴであっても美しい魚ですので、特にこだわらずバラタナゴとして飼育し続けられるようお願いいたします。
図鑑ページ ニッポンバラタナゴ
http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/zukan/zukan_database/tansui/3850b2c288a93a2/4850b6f7ad7f314.html
2016/07/08 13:24:09
環境農林水産総合研究所

80代 男性
稲の根腐れが発生した対策はどうすればよいですか
状況が分かりませんので、植え付け前(箱育苗中)と植え付け後(水田)とに分けて回答いたします。
植え付け前)
購入時に苗箱の根の張り具合を確認すること、その後の苗管理を十分におこなうことが重要です。
植え付け時に気づいた場合、その時点での手だてはありません。
廃棄するか、腐敗部分を切り落として植えることくらいしか対応はありません。
植え付け後)
「稲の根腐れ」の原因は、酸素不足やガス障害等により根に障害を受けることとされています。原因によって対策は変わりますが、植え付け後に発生したほ場では、出穂30日から40日前の中干しはきちんと行い、根に酸素を供給するようにしてください。次年度の対策としては、深耕したり、転炉さい(ミネカル等)を施用するなどの対策をほ場に合わせて実施してください。
○参考HP
http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/nourin/gijutsu/techinfo/tebiki/basic/05.html
http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/nourin/gijutsu/techinfo/tebiki/basic/08.html
JA静岡HP
http://www.ja-shizuoka.or.jp/~ooigawa/_vti_bin/eino/t2/stored/up0057.pdf
2016/07/08 10:42:45
環境農林水産総合研究所

50代 男性
箱苗で種をまく時使用する水は川の水を使用していいのかおしえて下さい
通常、農業用に川の用水を使用することができると思われますが、いくつか制限があります。
1.水利権が無い場合
使用される農地あるいは集落内での水利権が認められていない場合、使用できません。
2.水利の利用時期が定められている場合
集落によっては、使用できる時期が定められている場合もありますので、集落内
の水利組合等に御確認願います。
3.育苗時や種子を洗浄する場合、できるだけ雑菌等の入らない状況が望まれます。
使用量にもよりますが、井戸水・水道水等の方が望ましいと考えられます。
4.上流に別の田畑が有る場合、別の薬剤が含まれている可能性があります。
薬害等が心配される場合、井戸水・水道水等の方が望ましいと考えられます。
2016/07/08 10:39:26
環境農林水産総合研究所
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これより以前の質問も表示する
種を水に漬ける時水は川の水で良いか 消毒と殺菌をするときの水も川の水は使用しても良いか
通常、農業用に川の用水を使用することができると思われますが、いくつか制限があります。
1.水利権が無い場合
使用される農地あるいは集落内での水利権が認められていない場合、使用できません。
2.水利の利用時期が定められている場合
集落によっては、使用できる時期が定められている場合もありますので、集落内
の水利組合等に御確認願います。
3.育苗時や種子を洗浄する場合、できるだけ雑菌等の入らない状況が望まれます。
使用量にもよりますが、井戸水・水道水等の方が望ましいと考えられます。
4.上流に別の田畑が有る場合、別の薬剤が含まれている可能性があります。
薬害等が心配される場合、井戸水・水道水等の方が望ましいと考えられます。
2016/07/08 10:37:02
環境農林水産総合研究所